第6波 コロナオミクロンウイルスの蔓延の実際について
私は、長年技術エンジニアをしながら、母親の家業の塾の講師をやってきている。
そんな中、今回のコロナのオミクロン株の蔓延が1月の後半くらいから、始まった。
中学、高校生への蔓延の速度は、驚くほど速く、瞬くうちに、クラスでのクラスター、クラブ活動でのクラスターとアッという間に、自分の生徒達も巻き込まれていった。
そんな中、私は、日本のコロナ対応の大きな矛盾と無責任さに直面することになった。それは、テレビの世界で報道されている事とは、まったく異なった無責任な世界であった。
クラスターでオミクロンにかかった生徒達は、先ずは、一斉に発熱、強烈な喉の痛み、
頭痛、倦怠感に襲われる。驚いた親達は、医者に連絡、しかし、発熱していると受診してもらえない。そこで親達は、せめて薬を欲しいと懇願する、しかし、そこでまた、受診しないと薬は、出せないと拒否される。
慌てて、保健所に連絡しても連絡しても通じない、仕方なく、多くの親達は、市販薬を
買うべく薬店に行き、不安からありとあらゆる市販薬を買いまくる。
そんな中、3日ぐらいで喉の痛みと熱は、ましになり、ひどい頭痛と歩けない倦怠感は、約1週間ほどで改善する。
しかし、そこで問題なのは、受診も出来なく、保健所にも連絡が取れない中で、家族達は、子供達が、コロナに罹ったのか、他の病気なのか判別がつかないため、結局は、仕事を休むことも出来ずに、全員が、働き続けることになる。
おまけに、クラスターで感染した子供達のほとんど全員が、上記のような状態で、当たらず触らずの世界で、感染者としては、カウントされていない。
毎日テレビも賑わせている感染者数とは、一体、何の数字を表しているのだろうか?
ある子供が回復した父兄との会話で、おそらく15人に1人くらいが、医者にかかることができて、罹患者として、カウントされていると言われた。まったく、どういうことなんだろうか?
文化国家の日本の実情が、2回のワクチン接種の後に、平気にブレイクスルーして感染し、医者にも見てもらえず、PCR検査も受けられず、薬も貰えず、市販薬で治すしかなくて、おまけに、最終的にコロナに罹患したのかも分からないありさま。いかにも情けない。
大人の我々が、こんな情けない現状を認識し、改善できるように、しっかり行政に主張していかなくては、いけないと実感した。